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そして、土曜日の午後5時、俺は残業せずに帰ろうとしてた。
プルルル
「はい。高岡です」
俺は机の上にある電話に出た。電話は総務からだった。
「高岡くん、今、大丈夫?」
「どうしたのですか?」
「高岡くんの友達が来てるよ!可愛らしい女の子が!」
(だれだ?りさこか?)
「えっ!わっわかりました。行きます」
俺はすぐに受付に向かった。
「ひ…ひろくん!!」
受付に着くと、とくちゃんがいた。
「と…とくちゃん!!どうしてここに?」
俺は驚いていた。
「こ…この前、ひ…ひろくんが働いている場所、りさこちゃんにお…教えてもらったの」
「あっそうなんだ!」
「き…今日、げ…ゲーセン行こう?」
(あっ!忘れていた!!とくちゃんにゲーセンのこと断るの!!)
俺は少し考えた。
「行こう!今日は俺もゲーセンに行きたいと思ってたんだ!!」
俺はとくちゃんが会社まで来て、ゲーセンに誘ってくれていたので断れなかった。
「俺、すぐ片付けして戻ってくるから!」
俺はそう言うと、さっきいた自分の机に戻った。
(ひ…ひろくんの……スーツ姿……カッコイイ!!)
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