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スタスタ
「ご注文でしょうか?」
「はい。え~と、ウィスキーの水割りが2つとウィスキーの……以上です!」
「すぐにお飲み物お持ちします!」
店員は立ち去った。
「西村さん!!ウィスキーロックで飲めるのですか?」
沢口は心配そうに西村に聞いた。
西村はチラっととくちゃんを見た。
「の…飲めるよい!!」
(西村さん……大丈夫かな……)
「りさこ、赤い空って映画見た?」
「まだ、見てないけど……」
「じゃ~来週の土曜日に行こうか!!」
「うん、いいよ!私も見たかったんだ!!」
俺はりさこと仲良く話していた。
「…これが美味しそうだよ!!とくちゃん!!」
須賀屋は料理メニューを見ながら、とくちゃんに話しかけていた。
「……」
とくちゃんはじーと誰かを見ていた。
「とくちゃん聞いてる?」
「あっ…みやびちゃん…ごめん!」
とくちゃんは誰かを見つめていて、須賀屋を話したことを聞いてなかった。
「そんなにたかっちを見てたら、気づかれるよ~ん!」
須賀屋がとくちゃんの耳元で囁きながら言った。
「……」
とくちゃんは顔を赤くして下を向いた。
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