2人が本棚に入れています
本棚に追加
スタスタ
「おまたせしました!」
店員さんはビール2つをテーブルに置いた。
「はい。みや!」
「どもぅ~!」
「ほい。沢口!!」
「ありがとうございます!」
俺は沢口にりさこは須賀屋の前にビールを置いた。
「と…とくながさん…さっ…きから何を見ているのですか?」
西村はとくちゃんを見つめていて気になったのかとくちゃんに聞いた。
「あ…え…ひ…ひろくん!」
とくちゃんは誰にも聞こえない声で言うと、下を向いた。
「えっ!今なん……」
「西村くん!どうして、そう言うこと聞くのん?」
須賀屋が西村に食いぎみに言った。
「いや…気になったから…」
「とくちゃんがなんであっち見てるかわからないのん?」
須賀屋は俺の方向を指差して言った。
(へ?俺…俺の方向になにかあるのか?)
俺は左後ろを見た。
「須賀屋…ありがとう。わかったよ!」
西村はなにかわかった表情をした。
(と…とくながさん…そういうことか~。お…俺が気になって、恥ずかしくて見れないんだな)
西村はなにやら嬉しそうだった。俺には勘違いをしているように思えた。
最初のコメントを投稿しよう!