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数分経っても西村と沢口は戻って来なかった。
「2人とも遅いなぁ~。なにしてんのかなん!」
「みや、見てきてよ?」
須賀屋はとくちゃんをチラッと見た。
「りさ!一緒に様子を見に行こう!」
須賀屋はりさこの腕を掴んで立った。
「ちょっと……」
「りさ!早く!!」
「わかった!」
2人は俺ととくちゃんを置いて、西村と沢口の様子を見に行った。
「ひ…ひろくん!!隣に行っていい?」
「いいよ……」
「やった!!」
とくちゃんは喜んで、ウィスキーの水割りを持って俺の隣に座った。
俺はとくちゃんのウィスキーの水割りを見ると氷が溶けて半分しか減っていなかったことに気づいた。
(そう言えば、とくちゃん、ウィスキーの水割り頼んでから、飲み物頼んでないな……)
「まあ…これ飲めない。ま…まあのお口に合わないみたい!!」
とくちゃんはウィスキーの水割りを持って俺に言ってきた。
「そっか!俺がその残り飲むよ!」
そう言って、俺はとくちゃんが残したウィスキーの水割りを一気に飲んだ。
ごくごく
「…!?」
とくちゃんは一気に飲む俺を見て驚いた顔だった。
「ひ……ひろくんが…ま…まあとか…間接き…きすした!?」
「えっ!か…間接キス!?まぁ…したことに…なるけど…。あんまり、気にしないで!!」
ぼー
「……」
とくちゃんは俺を見つめていた。
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