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「そうだよ。
俺ら3人は、大雅と保育園から一緒なんだ!!」
可愛い女性を前にしてすっかり上機嫌な翔太。
彼はここが火葬場の駐車場であるという事も忘れ、出会ったばかりの咲良にすっかり夢中になってしまっている。
「でも、きっと大雅は幸せだと思う。
こんなに沢山の友達が、自分の事を最後まで見送ってくれるなんて・・・。」
身内としては嬉しい事のはず。
しかし彼女の笑顔はどこか悲しげで、喜びの中に切なさや寂しさを含んでいる。
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