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「さぁ、そろそろ行こう?
あまり長くここに居ると、大雅が私たちの事を気になっちゃって気持ち良く天国に行けないからさ!」
そう言って咲良は飯沼の上着の袖を引っ張った。
「じゃあね!」
俺達に手を振り、咲良は車の方へと歩いていく。
「じゃ・・・じゃあ。
またどこかで会おうなっ!」
飯沼は慌てながらも俺たちに一言そう告げ、彼女の後を急いで追い掛けて行った。
俺たち3人はそんな2人の後ろ姿を黙って見守り、彼らが車に乗り込んだのを見計らって納得いかないという表情を浮かべながら顔を見合わせた。
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