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「そうかもねぇ・・・。
でも、決して悪い子じゃなかったよね?」
「うん。
今時珍しいくらい純朴な感じだったな。」
いい子だからこそ、きっと人の死が辛いのだろう。
特に失った相手が親しい身内や友人なら、その悲しみは何倍も強くなる。
「しかもさぁ、顔もめっちゃ可愛いし!
飯沼、今度俺に咲良ちゃんの事紹介してくんねぇかなぁ・・・?」
「馬鹿翔太!こんな時に不謹慎な!」
こんな場所で煩悩を丸出しにする翔太。
大雅を見送るためにここへやってきたはずなのに、彼の脳内はさっきまで一緒にいた可愛い女性の事でいっぱいなようだ。
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