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「年雄…何かやばい感じがする…」
「渓…たしかにお前の勘は的中率高いよ…だが、今回はどうかな?何故かって?だってな…俺も嫌な予感がするからさ(笑)」
年雄は、現実的リーダータイプの男で、あまり勘は信じない。
だが、今は違うようだ。
もしかしたら恐怖が心を勘に頼らせているのかもしれない(苦笑)
二人は切り裂かれた手拭いを見ながら立ちすくんでいた。
手拭いからは、血が流れていた。
「なんで手拭いから血が流れ出てるんだ?」
「わからない。でも、これって日本刀で切られたんじゃ…」
俺は、年雄の問いにそう答えた。
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