第4章【稲妻の光と老婆】

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「おう!あの時の姉ちゃんじゃねえか!」 3人の男たちの真ん中の男が言った。 「あれ?似てるけど男か?」 真ん中の男が続けて言った。 「俺は元々男だよ!」 俺は真ん中の男に言葉をぶつけた。 真ん中の男とやり取りしていると、右斜め後ろから、邪悪な気配が少しずつ近づいてくるのを感じた。 「滅茶苦茶やべぇぞ…」 今まで無言だった年雄が邪悪な気配の方を向いて言った。 「あぁ…」 俺も邪悪な気配の方を向きながら頷いた。
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