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真ん中の男が崩れ落ちた瞬間、向かって右側の男が間合いをつめてきた。
俺は相手の体重がのってる左足の膝に右足の踵を蹴り込んだ。
人間は、当たり前だが体重がのってる足を動かすことはできないので、そこを狙えば確実にヒットさせることができる。
おそらく膝にヒビくらいは入ったはずだ。
男は痛みを感じた瞬間、目を見開き「うっ！」と声を上げた。
俺は蹴り込んだ足を地面に下ろさず、自分の膝を瞬時に胸に引き付け、腰を入れて上足底で男の喉仏を突いた！
男は後方へ倒れ、呼吸が困難なのか首を引っ掻きながら悶絶した。
「二人目っ！」
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