第1章

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「あ~!こんな所にいたの~?」  良く知った声がキャンパスのテラスに響く。 「校内で大声出さないの」  僕がし~っと自分の口に指を当てると、 美咲もし~っと自分の口に指を当てた。 「さっき携帯で美咲に何処にいるかメールしたのに、 見なかったの?」 「携帯、家に忘れて来ちゃった」  美咲はテラスのベンチにー僕の隣にー 腰を降ろした。    テラスには他にも人がいて、僕らの方に 時折視線を向けていた。
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