Posthumous novel

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「お前、そんな奇跡みたいな事言って馬鹿じゃねぇの?」 面白くなさそうにそう言い放った翔太に、香澄は不快感を顕にしてすぐさま言い返した。 「うるさいなぁ・・・。 翔太そんなんだから、未だに誰とも結婚できないのよ!」 苛立ちながら、乾杯を待たずにオレンジジュースを口に含んだ香澄。 しかし翔太も負けていない。 相手が女であろうと関係なく、彼は強い口調で香澄を怒鳴りつける。 「黙れ! なんでも都合よく結びつけんなや!?」
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