Posthumous novel

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「先々月帰って来たばかりなのにもう帰ってくるなんてね? でも、また怜の元気な顔が見れて嬉しいよ!」 繁華街のメインストリートを歩きながら、香澄はとても嬉しそうな笑みを浮かべている。 「今まで怜がこんな頻繁に帰省する事はなかったもんなぁ。」 俺が地元を出て行ってからの事を思い出しながら、翔太も嬉しそうにそう言った。 「そうだっけ。 まぁ、何か重要な用事でもなきゃ帰る事なんてなかったかもな・・・。」 小さく額を掻き、俺も2人に並びゆっくりと三楽通りのメインストリートを歩き始めた。
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