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僕の視界が白色に塗りつぶされたと思ったら、直ぐに視界に色が戻った。
「ここは…………?」
僕がいたのは洞窟だった。
薄暗くて、部屋のように四角くて、真ん中にポツンと玉座みたいな椅子があるだけの洞窟だった。
『ようこそ。新たなるダンジョンマスター。』
突然声が洞窟に響いた。
結構高め声が、耳にキーンとくる。……うっとおしい。
例えるなら、ハウリングを起こしたメガホン。いや、知らないよ。
「…誰だい?まぁ、とりあえず声のボリューム下げて。耳痛い。」
『あ、はい。すいません。』
声のボリュームが下がり、とりあえず耳がキーンは無くなった。
これで話しやすくなった。
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