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「お疲れ様でした~」 いつものように店長に挨拶をしてコンビニを後にする。 先程買った夜ご飯の弁当が入った袋を右手に提げ、いつもと変わらない家路についた。 ゲーム関係の専門学校を卒業して2年。 就職先が見つからず、だからと言って実家にも帰ることができず、コンビニでアルバイトをして生活を繋いでいる。 「はぁ~…」 こんなんじゃだめだと考えているのに、結局は何も変えられない自分にうんざりする。 最近ではもう就職活動すらしていない。 バイトが忙しいから仕方ない。なんてのは言い訳で。
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