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今からももぞうの家に行こうと提案し、みんなが必死で止めるのを強引に押し切ったのは、やっぱり、みさぽんだった。
居酒屋を出ると、しっとりと濡れた夏の夜風が肌を撫でた。群青色の空にホットケーキみたいにこんがりと丸い月がくっきり浮かんでいる。
タクシーを拾い二台に分かれて、母校のすぐそばにあるももぞうの家へ向った。
さすがに手ぶらで行くわけにはいかないと、ももぞうがお母さんとよく現れたコンビニに寄り、香典袋を買って、一人3千円ずつ包んだ。
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