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有毒な花には2種類ある。 はじめからこれは危ないと 人を警戒させるものと まさかこんな可憐な花がと 人をだますもの――。 だとしたら僕が出会ったのは その両方を兼ね備えた 非常に珍しい種類の花だ。 漆黒と真紅の宝石を散らせた ミルク色の魅惑的な輪郭。 甘い香りはやみくもに人を誘う。
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