4人が本棚に入れています
本棚に追加
多分この男が言おうとしてるのはその事なんだと思う。
「あなたがこれからどんな未来を歩むのか、どんな結末を迎えるのか、そしてそれが引き金となる未曾有の大事件。それをすべてあなたに見せましょう」
彼の後へ続いて向かった先は、何故か私のアパート。
「え?屋上?」
二階建てのアパート、屋上へ登る階段は安全の為いつもは封鎖されているけど、何故か今は開いていた。
これも彼が開けたのかな……。
本当に未来人なら、鍵を開けるくらい容易いって事?
そんなどうでもいい事を考えながらたどり着いた屋上、でもそこには貯水タンクがあるくらいで他には何もない。
「え……何もないじゃん」
「ありますよ、目の前に」
彼が腕時計のようなモノを操作すると、貯水タンクのすぐ隣に目映い閃光が走った。
最初のコメントを投稿しよう!