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まるでSF映画のワンシーン。
光に包まれたかと思えば、次の瞬間には貯水タンクとそう変わらないサイズの銀色の物体が姿を現す。
これこそまさに目を疑う光景というものだ。
「さぁ、こちらへ」
「え……えっと……何て言えばいいのか……。異次元過ぎる……」
その中へと案内された私。
見た目通りにあまり広くない中。
例えるなら宇宙船の脱出ポッド。
中に二人で入って、狭いその部屋の中で彼は再びその腕時計のようなモノを操作すると、ポッド内の壁にまるでテレビ画面のようなものが映し出される。
そこに映っていたのは私自身。
身に覚えのない映像だった。
「これって……」
「これからあなたが歩む未来です」
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