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この選択が過ちだと気付きながらも、俺はずっと我慢してきた。
だから1年も経たずに爆発し、自分のエゴで夢を追い掛けてしまう結果となったのだろう。
2011年11月。
あと数日で25歳の誕生日を迎える頃だった。
羽田へと向かう飛行機が新千歳空港を飛び立った頃、札幌の市街地では結婚式が行われていたはず。
幸せな笑顔を浮かべる綾女の花嫁姿を見たくなかった俺は、彼女が結婚式を挙げたこの日を自分の門出にすると決めた。
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