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口からモザイクを吐き出した俺は口元をぬぐう。
俺は近所の外で寝ていると思っていたがよくよく見ると周りは木々にかこまれたまったく知らない場所だった。
「なんだこれ?」
しかも、視界の左端にゲームでよく見かける緑のバーが見える。
「(まだ酔ってんのか?)とりあえず進むか。」
俺はとりあえず進むしかないと考え、"男"(酒瓶)と鍋のフタを持って歩きだした瞬間
「キャーーーーーーー!!」
「っ!なんだ!?」
その声は幼い女の子の声。
こんな森の中で危機迫った叫び声。
俺は女の子に迫る変態を退治するべく声のする方へ駆け出す。
「あれか!!」
俺の走る先には、木に背中を押し付けて怯えた表情で前を見つめる少女がみえる。
しかし、他の木が邪魔して変態の姿が見えない。
(くそ!!変態の姿が見えねぇ。
もう少しか……ん?あの少女…)
あと少しの距離まで来たところであることに気がつく。
(髪の色が……)
そう、見たところ十歳くらいの少女はポニーテールで色が水色。
(なんだヤンキーちゃんか!ませた子なのか!?だが、少女を狙う変態は許すまじ!!)
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