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帰りは汽車に乗って帰るつもりだ ったが、この格好では迷惑になってしまう。 とりあえず誰もいないバルコニー に出た。 そして、しばらく考えこんでいると 「そこで何してんだ?」 ふいにうしろから声をかけられた。 びっくりして振り返ると、そこに は思わず見惚れてしまいそうな程 整った顔立ちの男性が立っていた。 その人は私の濡れた服を見ると怪 訝そうに眉を寄せた。
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