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アルクトゥートス城、庭園。
ひなたぼっこ日よりだなぁ、と私が芝生の上をふらふら歩いていると、上の方(私の身長だとたいていの人はそうなりますが)から声がかかった。
「あれ、綺螺羅ちゃんやないか」
「わわわ私!?私はぷにゃっっっ!」
動揺しすぎてまともに喋れていないのが自分でもわかる。
…その上噛んだ。
「ひ、ひなたぼっこをしております!!」
何故か敬礼をしつつ謎の宣言をした私をきょとんとした顔で見たこの子、前にどこかで…
「…あ、竜三ちゃんですか…」
黒髪赤目、ツインテールの学徒兵さん。
同い年、だったっけ…
「…竜三ちゃん、散歩なんて珍しい、ですね」
「んー、CDショップに用があんねん」
「…あ、めたる、ですか…?」
「せや!新曲がでたから発売日当日に買おうおもて」
「楽しそうですし、私も行きます…!」
竜三ちゃんについて行ったCDショップとやらは、謎の円盤(が入った入れ物)が大量に並んでいた。
「こっちやで、綺螺羅ちゃん。迷わんといてー」
「…は、はい」
めたるのコーナーにつくと、竜三ちゃんは目を輝かせながら円盤を探し始めた。
探していた物を見つけて、スキップでもしそうないきおいでレジに行った竜三ちゃんに置いて行かれないように、私も必死で足を動かすのだった。
~
拳覇 竜3さん宅竜三ちゃんお借りしました!
私が標準語圏なので竜三ちゃんのせりふが変に…
いろいろちがくてすみません…
やめて!エビフライ投げないで下さい!!
うにゃぁぁぁぁぁぁぁあ…
「…中の人がフェードアウトしたので私が。」
「…私はいろいろあって世間知らず、らしいです中の人曰く」
「それは後々解明するらしいので、気長にお待ち下さい…!」
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