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エミイはいちおうアルバイト等で知り合ったグループと ナイトクラブなどで 日陰の歌手活動をしていた。
そう簡単にグループの曲が売れるわけでもないし、エミイは1人で歌手を望むほど個性的でもない。
グループの皆はお金をため いつか ライブハウスを借りて演奏したいと願っている。それまでに 皆 もっと上手くなりたいとがんばっている。
エミイもアパートで もっと息が続くよう ギターをひきながら歌の練習をしていた。そんな時
「ルールルルンルン」電話が音楽を 中断した。
「もしもし。エミイ?あたしかおり」
「え?」
初めはかおりと言われても エミイには分からなかった。
「ほら高校1年の時、クラスで一緒だった」
「ああ かおり」
エミイは やっとかおりを思い出した。
夏目かおりがエミイに近づくために電話してきたことは確かだ。
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