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大人になってから そんなかおりからの電話だ。ろくな用件ではない。
かおりは エミイが1人暮らしなのを知っていて 電話の話を進める。
「2~3日でいいの。泊めてくれない?」
「え?2~3日?」
まあ それくらいならとエミイも思った。
かおりはせかす。
「うん もう夢井駅にいるからさ。お願い 今すぐ迎えに来て」
「え~っ?」
かおりは昔と変わらず また突然だ。いつも驚かされる。
エミイが断れば たぶん他の子に電話したことだろう。
でも2~3日なら 仕事やデートの邪魔にもならない。
となると断れるエミイでもない。
「じゃあ そこで待ってて」
エミイはあわてて上着を着て バックを持ち 夢井駅にかけつける。
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