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銀 一ノ瀬side
一ノ瀬は、ふざける銀を非常階段に連れていった。
「お前、何てこと言ってくれてだ!」
「俺、もう恥ずかしくてあいつといれないよ。」
「あのタイプの子は、直接言わないとわからないよ。
みやちゃんさ、もうずっとあの子に手だすの我慢してるでしょ、見ればわかるんだから。」
「・・・」
「なんで、我慢するかなぁー、もう高校生なんだからいいじゃん。」
「俺は、そんな体だけをみてない。」
「それもあるけど、告白しなよってこと。」
「怖くて、出来ないよ。」
「でも告白しないと誰かに奪われるよ。」
「えっ?」
「三神君、彼多分このままだと水戸くんのこと、好きになるよ。」
「あと、松方先生もね。彼は水戸くんに対する目線が他とは全く違う。彼は危険だね。」
「それと・・・、君を俺が奪うよ。」
「は?」
と言った瞬間
銀が俺を抱きしめた。
「ちょ、離せ、」
「俺さ、みやちゃんを見たとき一目惚れしたんだよね。みやちゃんが水戸くんに告白するなら、このまま離しあげる。けど、しないなら今から君を俺のものにしちゃうよ。」
「わかった!、告白するから離れろ!」
「ほんと?嘘じゃない。」
「う、嘘じゃない。」
「わかった。」
と言って俺を離した。
「じゃあ、がんばってね。」
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