知らぬ間の闇

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放課後 「ミヤビ、今日三神君と二人で帰るね。」 「えっ、あっうんわかった。」 流石に今日は無理だ。 「あんま、悩まないでね?」 誰のおかげでなやんでると思ってるんだ!とは、言えず 「ああ、さんきゅー。」 と見送るしかなかった。 三神とイズルは電車のホームで電車を待った。 今日も、あの三人組と会うかと思ったが会わなかった。 手をひいてくれたのかな? だといいなぁ。 俺の家に着いた。 俺の家もアパートの一人暮らしなのだけれど、ここは中学卒業と共に引っ越してきた場所でイズルとは一駅違って、三神君とは三駅違うだけと、近い。 「おまえも、一人暮らしなんだな。」 「うん、仕送りとバイトで生活させてもらってるの。」 「そうか、」 「ねえ、ねえ三神君て呼び名堅いからさ 香てよんでいい?」 「別に構わないけど。」 「じゃあ、香もイズルてよんで!」 「イズル」 「うん、そうそう!いいかんじ」 「そういえばミヤビがさ悩んでたんだよ。」 「なんで?」 「なんか、好きなこに告白しようかまよってるんだ。」 それは、イズルのことだぞとは、言えるはずもなく。 「そっとしといてやれ。」 と言うしかなかった。 「そっか」 「ミヤビってね、ほんとにいい奴でね。香もわかったでしょ?昨日」 「ああ」 たしかに悪い奴ではないみたいだった。 「でしょ、でもね、俺のことズットちびとか馬鹿にしてきてね。たまに、喧嘩するんだけどね俺が勝ったことないの。」 そのあとも、イズルの好きな食べ物の話や趣味、身長が伸びないことを笑って話してくれた。
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