嫌な予感

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嫌な予感

「ふぅー、まぁこんなもんか」 食卓の上には、ツナマヨのお握り、唐揚げ、味噌汁、ゴマ和えサラダがならんでいた。 ちょっと、地味すぎたか? まぁ、あいつは気にしないか・・・ 「それにしても、あいつ来ないな」 時計の針は予定時刻の十分前の17:50を射していた。 イズル、けっこう楽しみにしてたっぽいからてっきり17:00ころには来ると思ってた。 まぁ、あと10分あるし待つか・・・ しかし10分経ってもイズルはこなかった。 道迷ってるかもな。携帯にかけてみるか。 ・・プルルルル、プルルルル ただ今、電話に出ることができません・・・ 「ち、何してンだよ。イズル」 ・・・家、一応行ってみるか。 外は、暗くなっていて春の夜はまだ肌寒い。 「うー、寒」 パーカー着ていこ。 イズルの家は、この前行った時に覚えていたので迷うことはなく着いた。 ベルを押す 「イズルー!三神だけどいる?」 「・・・」 中からの返事がない。 俺は嫌な胸騒ぎがしてドアに手を掛けると鍵が掛かっておらず簡単に開いた。 ガチャ!!「イズル!!」 部屋は電気が点いておらず暗かった。 イズルを探すため部屋の中をすすむと足に当たるものがあった。 「なんだ、これ。」 それは、イズルの荷物がはいった鞄だった。 ・・・嫌な予感はますます深まった。 イズルどこに行ったんだよ。
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