ゆるさねぇ。

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「でも、風呂に入って傷いやさいと」 「・・ひと、りはやだ。」 「大丈夫だ、ここは危なくねぇから。」 ぽんぽんと頭をなでて、落ち着かせようとした。 が、イズルは首を横にふった。 「・・・わかった、一緒に行こうな?」 「うん、」 三神は、イズルをおぶり風呂場に連れていき降ろした後風呂を掃除し沸かした。 「風呂沸くまで、体洗うぞ」 「ひっ!だ、め!やだ」 「イズル?」 「やだ!触っちゃ、痛いこと・・わぁぁあ!」 イズルはパニックになっていた。 「イズル落ち着け!ここは俺しかいないから、あいつらはもう居ないから」 俺は咄嗟に、イズルを自分の処に引き寄せ抱き締めた。 「はぁはぁはぁ」 「・・・大丈夫だから・・俺は何もしないよ だから、落ち着け。」 「はぁはぁ・・・はぁ・・・はぁ」 少しずつイズルは息を整えた。 落ち着いたイズルを、抱え俺は風呂場の椅子に座らせ服を脱がした。 すると、そこには先程は暗いなかでも分かるほどの傷が明かりによって鮮明に見えた。
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