第1章

5/10
前へ
/94ページ
次へ
「ねえ、ねえ、三神くん!」 まずは、隣のこの人からだ! 「・・・」 返事はない。聞こえなかったかな? 「みー神くんてば!」 「何??」 やっぱちょっと、不機嫌なのかな? 「自己紹介て恥ずかしいよねー。あっ、俺ね水戸 イズルていうの」 「俺、人と話すの嫌いだからはなしかけないで」 「なんで?、」 「煩わしいから。」 「えっ?どうし、」と言ったとき。 「水戸くーん、」と、女子に呼ばれた。 「えっ、なーに?」 「きゃー、かわいーい。」と、叫ばれた。 「こっち、おいで~」 「うちらが、向こう行こうよ。」 と、向こうで何やら女子が盛り上がってる。 「えっ、え?」水戸はわけがわからないまま、女子に囲まれた。 かわいーや、頭をなでられたりした。 すると、 ガン!と隣から机を蹴る音がした。 「耳障りだから、他所でやれよ。」
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加