第1章

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教室が静かになった。 「ごっ、ごめんね!」と俺の周りにいた女子が謝って、離れていった。 なんで、三神くんは怒ってるんだろう。 ホームルームが終わり、下校時。 「イズル!、友達はできたか?」 「うーん、あんまり。」 「てか、お前の隣の三神てやつ無愛想だよな」 「うるさくしたのが、いけなかったんだよ、あと、彼人と話すの苦手みたいだし。でも、ほんとは違う気がする。」 「ふーん、まっ、どうにかなるだろおまえなら。がんば。」 と、イズルの髪をクシャクシャてしながら言った。 「うん、がんばる!」と笑った。 「おっ、言ったそばからお出ましだ、いってこい。」 と、ミヤビが指を指した方向を見ると 三神君が、電車のホームにいた。 「あっ、ほんとだ俺話しかけてくる」 「ねー三神くん!」 「また、君?しつこいよ。」 と、眉を潜めて言う。 「同じ、駅なんだね。これからさイズルと遊ぶんだけど、あっ、イズルてのはあそこにいる俺の幼馴染みなんだけど、三神くんもどう?」 「は?」 「遊ぼ!」 「無理」 「そっか~、残念。じゃ、じゃあ一緒に帰ろうよ。」 「なんで、初対面なのにそこまでしなきゃいけないわけ。」 「・・・仲良くしようよ。」
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