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「仲良くなんて、する気もない。」
と、三神は冷たく言いはなった。イズルは言葉を失い、沈黙が降りた。
「イズル?電車来るぞ~。」
「あっ、うん。そっち行く」
一ノ瀬の方へ、走っていくときチラッと三神の方を向くと、なぜか悲しそうな顔をしていた。
「っ、みか」「イズル!電車来るって」
「あっ、ごめん。」
電車の中
イズルは、さっき三神に言われたことを思い出して落ち込んでいた。
「はぁ~、落ち込むなよ。お前は頑張った。」
「ありがと、でも三神くんやっぱり独りは寂しいんだよ。」
「えっ?」
「さっき、とても悲しそうな顔してた。」
「じゃあ、明日もしつこく話しかければいいんじゃね。おまえは一回つまずいて諦めるようなやつじゃないだろ?」
「・・・うん、いつもありがとう。」
「そりゃ、ダチだからな。」
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