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ゆり「報告しなさいって言っても、あなたも彼女もずっと寝てたけど…」
音無「野球のときは寝てなかったさ」
ゆり「んじゃ野球のときどうだったわけ?」
音無「野球をやってる姿を見てる限り、怪しいことはなかった気がするんだが」
ゆり「そうね、はっきり言って私も今日見る限りでは分からなかったわ。」
音無「どうする?やっぱり犯人はユイじゃないんじゃないか?」
ゆり「まだ分からないわよ。現段階では唯一の手がかりなのよ?」
音無「それはそうだけど…」
ゆり「まぁもう少し根気よく見てくしかないわね」
音無「…本当に犯人っているのか?」
ゆり「…どういう意味?」
音無「いや俺たちは始めから犯人による犯行だと決めつけてたが、実は勝手に…」
ゆり「悪いけど、それはないわ」
音無「どうしてそう言いきれる?」
ゆり「メリットがないからよ。
確かに一度死んだ人間が納得していない。だから楽しませてあげよう…なら筋が通ってるわ」
ゆり「なのに納得して消えていった人を、わざわざもう一度別の仮想空間に送り込む必要性があるかしら?
私はなにか別の人間による干渉があったと考えるのが妥当だと思うけど」
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