EPISODE6

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ゆりのその一言を皮きりに一目散に各々の持ち場へと駆け出す。 犯人「くそったれが!」 必死に抵抗しようと犯人も全速力で出口へと走る。 だがその隙をゆりは見逃さなかった。 バンッ 銃弾は走る犯人の左頬をかすめ、目の前にある扉へと命中した。 単なる威嚇射撃。 それでも犯人の逃亡精神を崩壊させるには十分だった。 ゆり「日向くん!音無くん!」 犯人がぺたりと地面に跪く。 堪忍したのか、両腕を高くあげて頭部へと持って行った。 武器を所持している様子はない。 そんな犯人に俺たち三人が近づく。
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