EPISODE6

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音無「ゆり…」 ゆり「…ごめんなさい。 私としたことが…少し熱くなりすぎてしまったわね」 珍しくゆりが熱くなった。 それだけ…本気なんだ。 ゆりだって怖くないわけがない。 今までの経緯からして、こんな急展開があることなんて予想だにしないことだろう。 それなのにこいつら二人は俺なんかのために、必死に立ち向かおうとしている。 その決意を俺は… 音無「イエス…」 音無「イエスだ。俺は…いや、俺らはもう逃げない。 絶対に元の世界に戻ろう」 そうだ。 無駄にしてはいけない。 そう思った瞬間に口が勝手に話してしまっていた。 日向「やれやれ、やっとか。案外チキン野郎なんだな」 音無「俺はただ、お前らの心配してただけだろ? チキン野郎なんかじゃねーよ」 ゆり「後戻りはできないわよ?」 音無「…問題ない。」
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