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音無「ゆり…」
ゆり「…ごめんなさい。
私としたことが…少し熱くなりすぎてしまったわね」
珍しくゆりが熱くなった。
それだけ…本気なんだ。
ゆりだって怖くないわけがない。
今までの経緯からして、こんな急展開があることなんて予想だにしないことだろう。
それなのにこいつら二人は俺なんかのために、必死に立ち向かおうとしている。
その決意を俺は…
音無「イエス…」
音無「イエスだ。俺は…いや、俺らはもう逃げない。
絶対に元の世界に戻ろう」
そうだ。
無駄にしてはいけない。
そう思った瞬間に口が勝手に話してしまっていた。
日向「やれやれ、やっとか。案外チキン野郎なんだな」
音無「俺はただ、お前らの心配してただけだろ?
チキン野郎なんかじゃねーよ」
ゆり「後戻りはできないわよ?」
音無「…問題ない。」
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