第2章

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それから学校帰りは毎日中野先輩を探していた。 でもなかなか会う機会はなかった。 そんな中でまた仲井を見つけた。 なんとその横には中野先輩もいる!!! (あっ!?中野先輩!!??) 私はすぐさま仲井の所まで走った。 「仲井ー!!」 私は仲井と話しながら 中野先輩にわざと名前を聞いてみた。 「あのー!先輩名前はなんて言うんですか?」 と聞いたら 「君は?」と言われた。 (自分が名乗るの忘れてた!) 私は恥ずかしいのを抑えながら「小野です!」と言った。 (なんて言われるのかなぁ…) そんなことを思っていると… 「小野さんって言うんだ!」 (ヤバい!名前覚えて貰えた!!) 嬉しい気持ちでいっぱいだった。 「俺は中野!」 と言われ、なんと返答したら良いか必死に考える。 (あっ!苗字似てる!) と思い付いた。 「なんだか似たような苗字ですね!」 必死に考えた末出た言葉がそれかよw すると… 「ああ…そうだね」 (それだけ!?) 私はそんな事を思っていた。 まさかその日が天国の様な日になるとは思っても見なかった。
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