プロローグ

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神様は時に、残酷な運命を唐突に突き付けてくる 人間にはどうしようも出来ない運命を 無慈悲に 冷酷に 躊躇無く あっさりと課してくる その時人は、その運命を抗うこと無く受け入れるだろう。どんなに辛くても、悲しくても、怒ろうと、理不尽だと分かっていても、それはもう決まっていることだから。 抗っても無駄だと分かっているから、神様の決定を覆すことは出来ない。 だから人は、そこから最良の道を選択してまた歩き出す 「いつまでも立ち止まっていても仕方ない」 「下ばかり向いてないで.前を向いて歩き出そう」 絶望の中にいてなお、"光"を求め必死にもがき続ける。まるで、運命に抗うことの出来ない人間が神様に対する唯一の抵抗であるかのように
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