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「仕方ない、
これも生きて帰るためだ」
ようやく腹をくくった赤ずきんは、
まずはエプロンを脱ぎました。
「どこへ置けばいい?」
ブズーは答えます。
「火にくべておしまい、
そんなものはもう必要ないのさ」
次にチョッキを脱ぎます。
「どこ置きゃあいい?」
狼は答えます。
「火にくべておしまい、
どうせお前にはもう必要ないんだから」
こんなつまらない上に長いやり取りはありません。
ワンピース・スカート・靴下・ペチコートと、
次々に脱いでは暖炉にぶち込んでいきます。
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