4人が本棚に入れています
本棚に追加
「ずっと側にいろよ……俺の側に……」
今この瞬間を駿はどこかで見ている。
私たちの事を、その獣のような目でじっと。
今がまさに選択、決断の時。
彼の想いに答えてしまったその瞬間に彼の死が決まり、母親も自殺、私は駿と結ばれて未来では大災害が起きる。
「私は……」
彼の事が好き。
ずっと想いを寄せていた。
彼と同じ道を歩きたい。
彼と一緒に生きたい。
「あなたと一緒には歩けない」
好きだから、大好きだからこそ私はその道を選ぶ。
彼と結ばれない、決して交わらない道を。
最初のコメントを投稿しよう!