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「私、帰るね」
冷たい口調で彼に別れを告げて、ジャングルジムから飛び降りた私。
それでも彼は動揺してる様子もなくじっとこちらを見ている。
私はその視線をまともに見返す事が出来ずに、彼に別れを告げた。
「バイバイ」
公園から離れていく私。
彼から見えなくなるまで歩いた私の足は早足となり、最後には走り出していた。
込み上げてくる涙。
悲しみが止まらなかった。
彼を救う為というのはわかってるけど、私の心には深い傷跡となる。
瑞希君に対してあんなそっけない態度をとれば、きっと彼は私を嫌うだろう。
私に幻滅するだろう。
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