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「そう……ここまで来るのに結構大変だったんだ。けど、私は……」
「強要は出来ません。僕はあなたの人生を台無しにする為に来たんですから。あなたがそれでも同じ道を歩みたいと願うのなら、僕はこの結末を受け入れるだけです」
「……」
彼がここまで来た苦労を考えると心苦しい。
死ぬかもしれない機械に乗ってわざわざここまで来たのだから、当然それなりの覚悟を持ってきたはず。
そこまでするほど未来は悲惨な状態なのかもしれない。
「ごちそうさまでした」
礼儀正しく手を合わせた後、すぐに洗い物。
家政婦を雇ったような感覚になる。
「早く食べ終わらないと遅刻しますよ」
「あっ!やばっ!」
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