近くにいるのに....分からない....

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千「凜!早く~!」 今から学校にいくのに超のんびりな凜。 凜「今、行く~!」 一「リーン!!早く~!!」 私の幼なじみの一磨が叫ぶ。 この幼なじみ、千葉一磨は、私たちと同じ四人兄弟。 そして、好きな人。 こいつの下の弟、昌暉は、半分寝ていて、自転車で首が動いている。 その下の二人、陵行と隼也は、寿々歌と萌の同級生。 凜「お待たせ!」 千「行くよ!」 一「千帆、乗れ!」 千「うん!」 昌「凜、おはよー!」 凜「おはよう!」 私たち四人は、自転車で行く。 いつもは、自転車で行くんだけど..... 今日みたいに、遅刻寸前は、二人乗りしていく。 もちろん、緊張して手が震える。 一「しっかり、つかまれよー!!」 そう言って、あたしの手を握る。 ドキッ.... 千「う、うん!!」
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