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「の、望愛…。あんた…」
「ちょ、ちょっとこっちが照れる」
今まで攻めの姿勢だった二人があたふたしている。
そんなつもりなんてなかったのに、私の言葉には魔女でさえも倒してしまう、すごい威力があったのかもしれない。
でも…
本心だった。
「どこが…って言われてもわからない。…わからないけど…全部…理屈なしで…好き…」
「あー。望愛が恋してるーー!!」
今度は私が赤面する番だった。
恋バナ…
こんな風に友達と好きな人の話をするなんて…
学生の時以来だった。
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