オバケ

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そう言って渉さんはロング丈のワンピースの裾(スソ)を私のカラダに沿ってゆっくりと捲(マク)り上げる。 「わ…渉…さん…」 その手を下ろそうと、まだ抵抗をやめない私。 その抵抗を面白がるように、渉さんはキスを止めて耳元で囁(ササヤ)く。 「やめねーよ?」 そして、耳元の唇が首筋に降りる。 その感触と熱に私のカラダが小さく反応する。 「よく見える…感じてる望愛」 渉さんは意地悪だ。 意地悪で… 強引で… なのに私はこれ以上抵抗できない。 「渉さん…恥ずかしい…やめ…」 …やめて… 結局、その言葉は言えずに… …言わずに 私は渉さんの全部で攻められる。
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