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翌日――。
一番早くに目覚めたのはもちろん私だった。
早くと言っても、もう9時。
奈美と理央はピクリとも動く気配がない。
その寝相(ネゾウ)も…
絶対他の人には見せられない。
私は二人をそのままにして、三人…いえ、ほとんど二人で飲んだ量としては多すぎるビンと缶を拾い上げて、散らかったテーブルの上を片付ける。
それを済ますと洗顔をして、手元の不揃いな道具で薄いメイクを終わらせた。
二人はまだ気持ちよさそうに眠っていた。
私はお昼ご飯になりそうな朝ごはんを作り始める。
大した材料はないけれど、ここが腕の見せ所。
私の料理の腕は…
渉さんも少しは認めてくれてるんだから。
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