事件

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さして会話はない。 少年は まだ少し不安ではあったが 「俺は男だし 金もない。 盗られる物なんてないから 大丈夫だ」 と心の中で 自分に言い聞かせていた。 途中、コンビニがあったので おにぎりとペットボトルのお茶を買った。 青年は待っている間 店の外でスマホをいじっていたが 少年が買い物を終えて店から出ていくと 急いでスマホを上着にしまった。 「もう すぐそこだから」 青年は笑顔でそう言うと 急ぎ足で歩き出した。
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