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今はセンフィス高校と書かれている校門の前にいる。高校はめちゃくちゃ広い
しでかい。広い敷地を抜けて高校がある。たぶん10階建。あとは体育館やらグ
ラウンドやら。色々なところから青春をしているであろう声が聞こえてくる。
高校に入り、見取り図が貼ってある掲示板を見て学園長室を確認する。
他には部活の勧誘の紙とか高校の新聞が貼ってある。それにしてもすごい。
生徒数約3000人。部活も運動系から文化系幅広くある。戦闘部なんてある
のか。あとでのぞいてみよう。
移動して学園長室の扉をたたく。
「どうぞ~。」
中から声が返ってきたので扉を開ける。
「失礼します。入学の申し込みをしに来ました。」
学園長は男だ。それにまだ20代前半の感じがしてかなりの美形だ。
「さて、入学の申し込みはもう終わってるはずなんだけどな。もしかして君は先生の息子かな?手紙はある?」
手紙を渡す。てか父さんが先生か?
「うん、確かに先生の手紙だね。それにしても入学申し込みを忘れるとは、先生もぼけたのかな?」
苦笑しする。ここで疑問に思っていたことをいう。
「なんで父さんを先生というんですか?」
「ああ、高校生ぐらいの頃僕はすごく弱くてね。たまたま出会った君の父さんに弟子入りしたらビシバシ鍛えられて、それ以来先生と呼んでいるんだ。
それより入学するんだから制服とジャージと教材がいるね。これはこっちで準備しておこう。入学式の前日までには取りに来てね。高校生は寮があるから、あとで立ち寄ってくれ。このあと用事はあるかい?君に戦闘部をみてもらいんだけど。」
自分でも見に行くつもりだったので了承する。学園長のあとについて行ったら、グラウンドで剣で斬りあったり、弓の練習をしている人達がたくさんいた。
「どうだい、高校生の実力は?」
俺は素直に感想を述べる。
「・・・弱いですね」
心から出てきた感想だ。剣には力がこもっていなく、速さもないので、ちゃんばらをしているように見える。弓や刀やハンマーを使っている人もいるが、遅くて話にならない。
「ははは、君と比べる事自体が間違っているけどね。」
ごもっとも。世界最強に鍛えられたのだ。
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