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まずい。この後のことを考えていなかった。
学園長が手を叩く。
「素晴らしい戦いでした。さて、この後に用事があるので行きましょうか。」
学園長の後について行き、部屋に戻る。
「とても楽しめさせてもらいましたよ。これで入学です。いや~、それにしても強いですね。私でも君には勝てませんよ。」
「何を言ってるんですか?僕の見た限りあなたはかなり強いでしょう?」
この学園長からは父さんの様な雰囲気が出ている。流石は弟子といったところだろう。
「ははは。あ、そうだ。入学して少し経ったらギルドに登録するんですが、君が自分事でギルドの依頼をする場合は顔を隠してまた新しい登録をしてください。強ければ顔を隠してても問題ないので。私は用事があるので失礼しますよ。」
「ありがとうございました。入学式の前日に来ます。」
礼をして先に部屋を出て、寮へと向かう。
校門を出て横といってたけれど、あのクソでかい建物か?
建物の前まで移動する。生徒らしき人達が出たり入ったりしている。やっぱりでかい。20階は普通にありそうだ。建物に入り、受付を訪ねる。
「すいません。今度入学するアーノルド=エルファーという者なんですが。」
誰が見ても美人と言えるお姉さんが出てきた。
「え~と、アーノルドアーノルド・・・・あったあった。最上階の3005番の部屋ね。はい、これ鍵。」
お礼をして、鍵を受け取る。最上階って遠いな。
階段で上がり、25階の最上階まで上がる。部屋のドアが20個くらいしかない。
3005番の部屋に入る。とても広い。キッチンやお風呂場いろんな物がある。
いろんな物を整理したりしているとドアがたたく音がした。
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