船のなかで

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 船の中の一室で高校の事を考える。  王国では高校から義務教育となっている。理由としては金銭的問題がなければ高校からではないとギルドに参加できないからだ。といってもかなりの人が中学生から通っているらしいが。    あとは同年代の国崩しの息子と地獄の商人の息子、今年で3年のどんぐりの娘がいるらしい。  そういえば父さんが言ってたな。  「お前に高校生で敵はいないから本気は出すなよ!本気を出していいのはうざいやつをボコボコにするときだけだぞ!」    それもダメだろ。といっても他の奴がどれくらいかしらないが。    人それぞれにアビリティーがあるためたくさんの戦闘タイプがいる。  自分の武器の剣や弓を異空間からだして戦う武器召喚系。 このタイプが約5割だそうだ。  自分の肉体の一部や全体を強化して戦う肉体強化系。 このタイプが約3割。    オリジナルの能力で戦う自己能力系。瞬間移動や体の変化、魔法がある。 このタイプが約2割。 あとは超稀に能力なしがいる。 俺の能力は錬金術。両手を合わせてイメージを高めて、錬金する物質を両手でたたいて、質量保存の法則が成り立つなら武器や家具など生き物以外なら大抵作ることできる。   この能力のせいで島では大工さんとか言われてこき使われていた。 テーブルや椅子等の家具からくわや子供の用具までいろいろ作った気がする。 明日の朝には王国に着く。海風でも浴びて寝ようかな。
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