船のなかで

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 船首に行くとプーフ海賊団10人が全員いた。  「坊主!お前も来い!飲もうぜ!」  「いや、まだ二十歳じゃねえよ。」    「そんなこと気にしてんじゃねえよ~。海の男だろ~。」  それはあんた達だ。決して俺じゃない。  「それにしても初めて見たときはまだガキだったのにな~。すっかり大きくなっちまって。そのうち兄貴の身長超すんじゃねえか?」  そんな会話をしているうちに近くで大きな海獣が海からでてきた。  「はあ、めんどくさいなー。」  本当にめんどくさい。父さんが僕を鍛えた時は1日中ジャングルで父さんとサバイバルをしたり、戦争に放り込まれたり、全方位魔物に囲まれた状態で戦ったり。とにかく色々なことをした。いや、された。  父さんとのジャングルは死ぬかと思った。父さんに一撃与えればよかったのだが隙は全くなく、体力は無尽蔵。あれはもう二度とやりたくない。    あれを思えば海獣の1匹だろうが100匹だろうが1000匹だろうが相手にしたほうがマシだ。
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